6割が石綿関連病 [医療とがんとアスベスト]
やはりというべきだろう。厚労省は尼崎が特殊地域であり、他にはないとの方向で事態の収拾を図っていたが、そうではない可能性が出てきた。
ただし、マスコミの関心は「耐震強度偽装問題 」の方に移っており、これらの事実にマスコミが関心を示さないとすると、「耐震強度偽装問題 」も、いずれきちんとケリを付けられずに尻すぼみとなっていくのだろう。
受診者の6割が石綿関連病…大阪府南部
http://osaka.yomiuri.co.jp/news/20051213p301.htm
アスベスト(石綿)による健康被害問題で、「大阪じん肺アスベスト弁護団」などが11月末、かつてアスベスト関連工場が集中していた大阪府泉南、阪南両市など府南部の住民を対象に行った健康相談で、レントゲン検査を受けた工場の元従業員ら83人の6割以上にのぼる53人が、アスベストが原因で呼吸困難などを起こす「石綿肺」などと診断されたことがわかった。工場周辺住民も含まれており、同弁護団と市民団体「泉南地域の石綿被害と市民の会」は、深刻な被害状況のうえ、工場外の近隣曝露(ばくろ)も確認されたとし、12日、実態調査や経済的支援などを府に申し入れた。
府南部では明治時代から、アスベストを使った紡織業が盛んになり、工業用耐熱材などの工場も進出。最盛期の1960~70年代、関連中小・零細工場は200以上あったという。
同弁護団などは先月27日に相談会を実施。83人がレントゲン検査を受け、計53人に異常が見つかった。石綿肺(「疑い」含む)との診断は42人で、中皮腫(ちゅうひしゅ)になるリスクが高いとされる「胸膜肥厚」(同)も23人。両方や他の関連病まで重複して罹患(りかん)したケースも多かった。
このうち、周辺住民や元従業員の家族21人も検査の結果、7人が石綿肺(同)とされた。工場から飛散するなどしたアスベストで罹患した可能性が高い。
約14年前にアスベスト関連工場を退職し、石綿肺と診断された泉南市の男性(67)は「退職時の健康診断では何ともなかったのに、今は息切れがひどい」と言い、貝塚市の女性(65)も「以前、レントゲンで肺が白く写った所があったが、石綿肺とわかってショック。国は、早く危険性を知らせてほしかった」と憤った。
検査にあたった水島潔医師(東大阪生協病院副院長)は「驚くべき数字。近隣住民にも重篤な症状が複数みられる」と説明。市民の会世話人代表の柚岡(ゆおか)一禎さん(63)も「今後、患者は増えると予想され、一刻も早い支援が必要」と訴える。
同弁護団は、政府のアスベスト救済新法案に対し、疾病の認定基準を厳格化せず、救済基金の創設なども求める提言も公表した。
(2005年12月13日 読売新聞)









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by アスベスト (2009-03-16 13:38)